編集部ブログ

2/27(火) 10:34
10人対10人の展開に終止符を打ったのは・・・・・・
25日のミランvsサンプドリア。日本時間、午前4時30分キックオフということもあり、ねぼけ眼で観戦していましたが、いきなり目の覚めるような展開になりました。

サンプドリアのパロンボの約30メートルのロングシュートがポストを叩くと、ホームのミランも負けじとカカーやセードルフが強烈なシュートで相手ゴールを襲いました。

しかし、前半12分、抜ければ大チャンスとなるボナッツォーリの突破をオッドが無理やり倒してしまい、一発退場。すぐさまミランはオリヴェイラに代えてカフーを投入。ロナウドひとりを最前線に置く、4-3-1-1システムで応急処置を施しました。

ホームとはいえ、目の色を変えてくる相手に敗色ムードが漂う中、ミランはツイてましたね。39分にカカーを倒したオリベイラがこの日2枚目の警告で退場に。10人対10人のイーブンに持ち込めたのです。

息を吹き返したミランは後半、怒涛の攻めに出て圧倒的に試合を支配しました。ただ、決定機を作るものの、ゴールを奪えない嫌な展開。セルティック戦に続きノーゴールかと思った後半ロスタイム、この日キャプテンマークを巻いたあの男がやってくれたのです。

そう、アンブロジーニ! 皆さんは覚えていますか? 04-05シーズンのCL準決勝PSVとの第2戦、敗色濃厚となっていた後半ロスタイムに起死回生のダイビングヘッドを決めたあの時のことを!

昨日のアンブロジーニが決めた得点は形こそ違えど、あの瞬間の彼と少しダブって見えたのは僕だけでしょうか?最近ではガットゥーゾやブロッキの陰に隠れてしまっているアンブロジーニですが、オレを忘れるなと言わんばかりの強烈ヘッドで存在感を大いにアピール。

見終わった後、非常に爽快な気分で出社することができました。

(野上/CALCIO2002編集部)