3/1(木) 10:01
最高の船出を切った新生トリノ
ミッドウィーク開催となった第26節、トリノはホームでカリアリを1‐0で下し、デ・ビアージ新体制の初陣を白星で飾りました。前節キエーヴォに敗れて6連敗を喫したトリノは、成績不振の矛先をザッケローニに向け、後任として開幕直前まで指揮官を務めていたデ・ビアージを復帰させたのです。デ・ビアージは昨シーズン、トリノをセリエA昇格に導いた立役者ですが、今シーズン開幕前にカイロ会長との確執が浮き彫りとなり解任されていました。
今節カリアリ戦では、ザッケローニ体勢時の3バックではなく4バックを採用。中盤は両サイドにロジーナとラゼテッィチを配置する攻撃的な4-4-2の布陣で臨み、見事に9試合ぶりの勝利を収めました。
また、デ・ビアージは加入当時の大黒に信頼を寄せていた監督。この試合でも終了間際ながら大黒を今年に入って初起用するなど、今後に期待を抱かせてくれます(ちなみに、「CALCIO」4月号では大黒選手のインタビューあり)。
最高の滑り出しを切ったデ・ビアージ新体制。今節の勝利が浮上の足がかりとなれるか、個人的には非常に興味深いチームの一つです。(野上/CALCIO編集部)