編集部ブログ

3/5(月) 02:48
鉄壁のエンポリ守備陣
4日に行われた第27節、エンポリがウディネーゼに1-0と勝利、堅実な試合運びで勝ち点3を積み上げました。

現在5位と大健闘を見せているエンポリ。
第25節のフィオレンティーナ戦では敗戦を喫したものの、第23節のパレルモ戦、続く第24節のローマ戦と攻撃力を売りとする2チームを無失点に抑え、勝利をモノにしました。

好調の要因はやはり守備陣。まず、GKバッリは39歳の大ベテランながら鋭い反応は健在で、とりわけ一対一の強さは群を抜いています。
右サイドバックのラッジは対人プレーに強く、22歳とは思えない安定感で不動のレギュラーを獲得。
逆に、左サイドバックのトストは積極的なオーバーラップを持ち味しています。

また、プラターリとルッキーニのセンターバックコンビは補完性抜群。
“相手のエースにプラターリがマンマークにつき、ルッキーニがカバーリングに入る”、彼らの連係は試合を通じて一糸乱れることなく機能しています。

そして、彼らには緻密な戦術を遂行するだけのインテリジェンスと、決して最後まであきらめない精神力を兼ね備えています。

現時点でセリエA最強を誇るエンポリ守備陣。プロヴィンチャのチームでも洗練された組織力を備えているのは、戦術大国イタリアならではですね。
(野上/CALCIO2002編集部)