3/20(火) 10:36
3月28日に行われるEURO2008予選スコットランド戦に向け、イタリア代表メンバー25名が発表されました。
中でも代表初招集のFWクアリアレッラとMFトネットに注目です。

まず、クアリアレッラはトリノ在籍時に17歳でセリエAデビュー。当時は天才少年と騒がれましたが、その後はセリエC2、C1、Bのクラブを中心に腕を磨いていました。
昨シーズンはアスコリに所属し、セリエAで初めてレギュラーに定着しました。
そして今シーズンからサンプドリアに移籍。開幕前は“第4FW”という位置づけでしたが、カンピオナートが始まるとゴールを量産。そのほとんどが記憶に残るファインゴールなのです。今シーズンのセリエAで“最高の発見”と称され、代表入りも間近と囁かれていました。

そして、32歳にして初代表といわゆる“遅咲き”のトネット。左サイドのスペシャリストで、タイミングの良いオーバーラップと正確なクロスが持ち味です。
今夏にローマへ加入して以来、持ち前の攻撃力を遺憾なく発揮。先日のチャンピオンズリーグ1回戦リヨンとの第2戦、トッティの先制点をアシストした素晴らしいクロスは記憶に新しいところです。これまで代表に一度も呼ばれなかったことが本当に不思議ですね。

現在、グループの首位に立つスコットランドはアウェーでの一戦だけに、守備を固めてくることが予想されます。
そういった時に彼らのように勢いがあり、攻撃に変化をもたらすことのできる選手が必要となるのです。
アッズーリの勝利を祈りつつ、彼らの出場に期待を膨らませています。(野上/CALCIO編集部)