4/4(水) 06:51
ホームで痛恨の2失点を喫したミラン
ミランにとっては厳しい初戦となってしまいました。
3日のチャンピオンズリーグ準々決勝、ミランがホームにバイエルンを迎えた一戦は、後半ロスタイム(しかもラストプレー)に同点ゴールを決められ、2-2の引き分け。
第1戦を決勝トーナメント1回戦のインテルvsバレンシアと同スコアで終えてしまいましたが、その二の舞だけは避けたいところです。
この日もミランはジラルディーノの1トップ。この4-4-1-1は、すでに今シーズンのチャンピオンズリーグ用のフォーメーションとなっています。
ただ、ロナウド不在のミランは前線の迫力に欠けます。この日も2ゴールを上げたものの、セットプレーの二次攻撃からピルロが決めたヘディングシュートと、微妙な判定で得たカカーのPKのみ。
ジラルディーノがピルロのロングパスに抜け出し、GKの頭上を抜くループシュートを決める場面もありましたが、これはオフサイドと判定されて幻のゴールと消えました。
この一連の流れこそが唯一のミランらしい形だったんですが……。
バイエルンとの第2戦は11日、今度はミランが敵地に乗り込みます。
個人的な見所としては、どちらが先制点を奪うか!
本来、ミランは老獪な試合運びで先行逃げ切りに抜群の強さを発揮する、アウェーゲームでこそ生きるチーム。
一方、不調と騒がれる今シーズンのバイエルンも、ホームで喫した黒星はわずかに1つ。ドイツ王者としての面目を何とか保っています。
その点を考慮すると、先制点を奪ったチームがベスト4に大きく近づきそうです。
(野上/CALCIO2002編集部)