4/17(火) 02:21
先週末、FAカップ準決勝が行われ、マンチェスター・Uとチェルシーが決勝進出を決めました。マンチェスター・Uは国内リーグで2位チェルシーに勝ち点差3の首位、チャンピオンズリーグではチェルシー、リヴァプール、ミランとともに準決勝に進出しています。

このように、98-99シーズン以来の3冠達成に近付くマンチェスター・Uが注目を集めていますが、その陰に隠れて4冠という偉業を達成しそうなチームがあることにお気付きでしょうか。実は、既にカーリングカップで優勝しているチェルシーには、今挙げたすべての大会で優勝の可能性が大きく残されているのです。

昨シーズンほどの圧倒的な強さを発揮していないことから、今シーズンのチェルシーはしばしば批判の的になっています。しかし、それでも現在、リーグ戦では8連勝中、カップ戦と合わせて19試合無敗と好調。シーズン通して苦戦していたシェフチェンコも少しずつ得点を増やしていますし、まさかの逆転で4冠達成ということも考えられます。

マンチェスター・Uファンの僕としては、全大会でチェルシーとの直接対決の末、マンチェスター・Uが3冠達成というのが理想的なシナリオ。でも、知将モウリーニョ率いるチェルシーの底力は、あなどれません。終盤戦を迎えて加速する2006-07シーズン、最後まで楽しみは尽きないようですね。

ちなみに、実はスペインのセビージャも国内リーグ、コパ・デル・レイ、UEFAカップ、UEFAスーパー・カップの4冠を達成する可能性を残していますので、こちらもお忘れなく……。
(千葉/ワールドサッカーキング編集部)