編集部ブログ

9/6(木) 05:56
スペインの至宝が戴冠を目前に……
韓国で開催されているU-17W杯の準決勝で、スペインがガーナを破り決勝進出を果たしました。スペインは決勝でナイジェリアと対戦することになります。

今回の快進撃は、もちろん本国スペインでも大きな話題になっているのですが、勝利を喜ぶ内容かというと、少し異なる様子。バルセローナが生んだ新たな逸材でありU-17代表のエース、ボージャン・クルキックが決勝戦に出場出来ないということを嘆く内容のほうが目立っているようです。

準決勝のガーナ戦は1-1で延長戦にもつれこみ、PK戦が濃厚となった延長後半11分にボージャンが勝ち越しゴールを決め、見事決勝進出を果たしました。ところが試合終了直前、相手選手と接触して倒れたボージャンが遅延行為をしたと見なされ、主審は2枚目のイエローカードを提示し、無念の退場……。

試合が終了すると、裁定に納得がいかないボージャンは歓喜に沸くチームメートをよそに、主審に涙ながらに説明を求めたそうです。

スペインを決勝に導きながら、その舞台に立つことなくボージャンのU-17W杯は終わりを告げました。
今大会では悔しい結果に終わったものの、ボージャンは今シーズン、所属するバルサでのリーガデビューが濃厚と言われ、期待を集めています。

盟友ジオバニ・ドス・サントスは第2節でリーガデビューを飾り、既にカンプ・ノウのアイドルとなっているだけに、ボージャンも並々ならぬ意気込みでスペインに戻ることでしょう。
今シーズンのバルサは“ファンタスティック4”だけでなく、“スペインの至宝”にも注目ですよ!
(千葉正/ワールドサッカーキング編集部)