編集部ブログ

10/18(木) 06:04
リケルメの処遇は……
先週の13日から、南米では早くも2010年の南アフリカ・ワールドカップの予選がスタートしました。

アルゼンチンはホームに難敵チリを迎え、リケルメの鮮やかな直接FK2発で2-0と順調な滑り出し。リケルメは所属クラブのビジャレアルでペジェグリーニ監督との確執から構想外として扱われ、実質的に約3カ月も実戦から遠ざかっていました。にもかかわらず、チームを勝利に導く大活躍です。

これには少なからず驚かされました。なぜなら、所属クラブで全く試合に出場していない選手が代表に呼ばれること事態が珍しく、「本来のパフォーマンスを発揮することは到底無理」という声が大勢を占めていたからです。

リケルメのこの活躍を受けて、ビジャレアルサポーターからはぺジェグリーニ監督に対して批判の声が高まっているそうです。
それでも監督は「リケルメの状況が変わることはない。彼とは今後も一切口を聞くことはない」とコメント。自らの信念を曲げる気は毛頭ないようです……。

サポーターの立場からすると、リケルメのようなスター選手のプレーが見られないのは残念でならないでしょう。

この仲たがいによって、移籍市場が開く1月にリケルメが放出されることは確実とみられています。そのため、ミランやマンチェスター・Cなど既に多くのクラブがリケルメ獲得に興味を示しており、今回の活躍で更に多くのクラブから熱い視線が送られているとのこと。

1月にリケルメ争奪戦を制するのは一体どこのクラブになるのでしょうか? 今からあれこれ予想してみるのも楽しいかもしれません。
(山本/ワールドサッカーキング編集部)