10/23(火) 02:45
アイスランドの英雄がバルサの救世主に!?
10月20日、リーガ第8節のビジャレアルVSバルセローナ戦で、このブログでも何度か取り上げてきたWSK編集部イチオシの若手、ボージャン・クルキックが17歳1カ月22日というバルサ史上最年少ゴールを記録しました。
それまで17歳10カ月7日という記録を保持していたメッシがボージャンのゴールをお膳立てしたというのも、何か不思議な縁を感じますね。
ボージャンが得点を決めたものの、チームはビジャレアルに終始主導権を握られたまま1-3で敗退。
第8節では首位のレアル・マドリーもエスパニョール相手に敗れたため、バルサはかろうじて首位から勝ち点2差の4位に付けていますが、この試合で最も痛手だったのは、試合に敗れたことよりも、司令塔デコのけがでしょう。
後半15分、デコは左ふとももを痛めて試合続行不可能となり、全治5週間のけがと診断されました。
現在バルサはデコ、エトオ、マルケス、エジミウソン、トゥレ、ザンブロッタとけが人が続出し、中盤の主力選手はチャビ、イニエスタの2人だけという緊急事態。
そんな状況下、バルサは日本時間の24日未明に敵地グラスゴーでレンジャーズ戦に挑みます。
バルサにはマルク・クロサスという若手のMFがいますが、チャンピオンズリーグでいきなり先発起用するには明らかに役不足。そこでセントラルMFでの起用が濃厚と言われているのがアイスランド代表のストライカー、エイドゥル・グジョンセンです。
グジョンセンはヘンリク・ラーションの後継者としてバルサに加入しましたが、前所属チームのチェルシーでは高い戦術理解力が評価され、ジョゼ・モウリーニョからセントラルMFとして起用されていたマルチプレーヤー。
先日のビジャレアル戦ではデコと交代出場後にそのままセントラルMFに入り、シンプルにボールをさばくなど、好プレーを披露していました。
レンジャーズ戦では前線にロナウジーニョが復帰するとうわさされていますが、勝利のカギを握るのは中盤に入るグジョンセンのパフォーマンスと言ってもいいかもしれません。
グラスゴーに出発する際、グジョンセンはパスポートを自宅に忘れたため、フライトの時刻を30分遅れさせたそうです。
レンジャーズ戦に集中するあまり、パスポートを忘れた……のかも。
果たして、バルサはグループE首位の座を守れるのか!?
そして、おっちょこちょいのグジョンセンはバルサを救えるのか?
今夜未明のバルセローナVSレンジャーズに注目しましょう!
(千葉正/ワールドサッカーキング編集部)