11/22(木) 02:23
ユーロ2008グループEで大波乱……
11月21日、昨年9月より1年以上もの長きにわたって激闘を繰り広げてきたユーロ予選がほぼ終了しました(グループA、セルビアvsカザフスタン戦のみ雪の影響で11月24日に開催予定)。
本大会の開催国であるスイス、オーストリア以外の出場国、14カ国が決定しましたが、今回の驚きは何といってもイングランド代表の予選敗退でしょう。
11月17日、グループE3位のロシアがイスラエルに敗れたため、自力での予選突破の可能性が復活した2位イングランド。
11月21日はホームでのクロアチア戦、対戦相手のクロアチアは既に本選出場を決めているだけに、イングランドの勝利はほぼ確実と思われていました……。
しかし、いざ試合が始まると、前掛かりな攻めを見せるイングランドに対してクロアチアのカウンターがハマり、前半15分でクロアチアが2-0のリードというまさかの展開。
イングランドは後半から巻き返し、ランパード、クラウチの得点で2-2に追い付き8万人を超える大観衆は大いに沸きました。
このままならばクロアチア、イングランドともに仲良く本選出場が決定……しかし、クロアチアは最後まで攻め手を緩めず、77分にペトリッチがコースを突いたミドルシュートを決め、クロアチアが2-3で勝利を収めました。
ロシアが敵地でアンドラ相手に勝利したため、勝ち点でロシアがイングランドを逆転。
波乱のグループEはクロアチアとロシアという東欧勢が本戦出場を決めました。
ユーロ2008の出場権をあと少しで逃したイングランド代表。
ユーロ本大会という大きな目標を失ったベッカムは代表を引退するとのうわさも出ています。
更に、今回の敗退により、代表監督の後任として、カペッロ、モウリーニョといったビッグネームが候補に挙がっているとか。
汚点を残したサッカーの“母国”はいかなる手段で復活への道を歩み始めるのか!?
ユーロ本大会に出られないのは残念ですが、イングランド代表の今後の動向から目が離せませんね。
(千葉正/ワールドサッカーキング編集部)