編集部ブログ

12/4(火) 05:10
前代未聞の“死”のグループ
2日、来年6月7日から29日まで開催されるユーロ2008本大会の組み合わせが決定しました。
最大の注目はやはり、ドイツW杯決勝で顔を合わせたイタリアとフランスに、才能の宝庫オランダ、東欧の雄ルーマニアを加えた文字どおり“死”のグループ。

ドイツ、ルーマニア、ポルトガル、イングランドが組み込まれたユーロ2000のグループDや、チェコ、オランダ、ドイツ、ラトヴィアが同居したユーロ2004のグループDなど、本大会のグループ組み分けで強豪同士が早い段階で剣を交えるケースが少なくないのですが、この偏り具合は前代未聞じゃないですか(笑)。
正直、この4カ国の対戦はベスト8以上でこそ観戦したいカードですが、この中から2カ国が脱落するとは……。

特に、ユーロ2000以来の国際舞台となるルーマニアにとっては悲劇そのもの。同代表のピトゥリカ監督も「実に素晴らしい抽選だった。ドイツW杯のファイナリストに加え、強豪オランダまで同組になるなんてね」と、開き直る他ない様子です。
とはいえ、ユーロ1992のデンマーク、ユーロ2004のギリシャのように波乱が起こりやすいのも本大会の醍醐味の一つ。
果たしてこの“死”のグループを突破する2カ国とは、また優勝国はどこに決まるのか――。今からユーロ開幕が待ち遠しくて堪りません。
(野上/ワールドサッカーキング編集部)