編集部ブログ

12/11(火) 07:15
バルサが迎える真の正念場
2007年も終わろうとしている今日この頃。
サッカーファンにとっては、そろそろ冬の移籍情報が気になる時期ではないでしょうか?

今シーズンは電撃的な監督解任劇があちこちで起こっているせいか、例年以上に冬の移籍が盛んになりそうな気配。その中でも、バルセローナに大きな動きがあるのではないかと、話題が集中しているようです。

先日行われたリーガ第15節ではエトオ、デコが復帰を果たし、ほぼベストメンバーで布陣が組めるようになりました。チャンピオンズリーグでは早々に決勝トーナメント進出を決め、リーガではレアル・マドリーに続き2位に付けています。
2シーズンぶりのタイトル奪還に向け、あとはひたすら突き進むだけ……と言いたいところですが、バルサは決して順調とは言い難い状況にあります。

12月上旬、バルサのシンボル、ロナウジーニョがチェルシーへの移籍に合意したとのうわさが浮上しました。

代理人である実兄のアシスは移籍話そのものを否定していますが、今シーズン、ロナウジーニョは批判の矢面にさらされ、ボージャンら若手にスタメンを奪われることもしばしば。いつしか、ピッチに立つロニーの表情から“笑顔”が見られなくなったこともあり、「本人が退団を望んでいる」とうわさされても不思議ではありません。

また、バルサ退団のうわさは、指揮官ライカールトも同様。
勝ち切れない試合を続けていることもあり、シーズン終了後、ライカールトに代わり、オランダ代表監督を退任するファン・バステンが新指揮官として就任するのでは……と報じられています。

先行き不透明な状況にあるバルサの今後を大きく左右するビッグマッチはすでに目前です。
そう、12月23日に行われるバルセローナvsR・マドリーの“クラシコ”。

ホームのカンプ・ノウにR・マドリーを迎える以上、バルサに敗北は許されません。
もし、この試合で黒星を喫するようなことがあれば、シーズン終了を待たずしてライカールトは解任されるのではないかと言われています。

バルサはクラシコまで、シュトゥットガルト、バレンシア、R・マドリーと、強豪との対戦が続きますが、改めてチームが結束するべき時が訪れている様子。

窮地に追い込まれた指揮官ライカールトは、バルサを再び常勝チームへと導くことが出来るのか?
既にチャンピオンズリーグ、グループEの1位通過を決めてはいるものの、木曜未明に行われるシュトゥットガルト戦ではふがいない試合は見せられません。

消化試合なんて言ってはいけませんよ?
まずはバルサの命運を握るシュトゥットガルト戦に注目しましょう!
(千葉正/ワールドサッカーキング編集部)