編集部ブログ

2/26(火) 11:05
心身ともにボロボロのロナウド
2月13日に行われたリヴォルノ戦で左ひざを負傷し、全治9カ月と診断されたロナウドに引退説がささやかれています。2000年に手術した箇所の2度目の負傷であり、本人も、「同じ箇所を2度も手術した選手なんか、どこのクラブも欲しがらない」と弱気。

そんな中、追いうちを掛ける事件が起こります。なんと、“ドーピング疑惑”が浮上し、ロナウドは更なる窮地に立たされてしまったのです。その疑惑は、彼が94-95、95-96の2シーズン在籍したPSVで、筋肉強化のために薬を使用したというもの。

ブラジルサッカー協会でドーピングを担当する医師が、PSVの内部事情に詳しい同僚から、この事実を聞いたそうです。同医師は、「PSVで薬を使用したことにより、後々になって体が悲鳴を上げた。実際にロナウドが負傷しがちな体になったのは、(PSVに移籍した)94年からだ」と続けました。この話が本当ならば、引退説に拍車が掛かることは間違いないと思います。

しかし、いまだ「世界最高のFWはロナウド」という名プレーヤーの声が上がる程の評価を得ているのも事実で、復活を待つ人も多いことでしょう。実際、ブラジルのフラメンゴの会長はロナウドの能力を高く評価し、回復の見込みが定かではない現時点でも、獲得に名乗りを上げているとのことです。果たして、彼のサッカー人生はどうなるのでしょうか。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)