編集部ブログ

3/23(日) 04:28
ファンタスティックなプレーを振り返る
現在発売中のWSK0407号では、“輝きの瞬間”と称して各国のファンタジスタが見せた華麗なゴールを紹介しています。
1選手につき特に印象的なゴールを選りすぐって掲載しているのですが、彼らの鮮やかなゴールは数多く、まだまだ載せ切れなかったシーンがたくさんあります。

そこで、今号に載っていないゴールのうち、僕の印象に残っているものを2つ紹介しましょう。

●デニス・ベルカンプ(アーセナル時代)の裏街道
DFと対峙した際、ボールをDFの脇に蹴りだし、本人は逆の脇を走り抜き去るという“裏街道”。2002年3月2日のニューカッスル戦、ペナルティーエリア付近でDFを背にしたベルカンプは、後方からのパスをダイレクトでDFの右脇に流すと、すぐさまターン。DFの左脇からすり抜け、GKとの一対一を制して、冷静にゴールを決めた。

●ロベルト・バッジョ(ブレッシャ時代)のGKを抜き去る華麗なトラップ
2001年4月1日のユヴェントス戦。DFの裏へ抜け出したバッジョに後方からロングパスが放たれる。GKを前にしたバッジョは、ボールをバウンドさせることなく、右足アウトサイドで柔らかなトラップ。ロングボールを鮮やかにコントロールしたバッジョは、そのワンタッチでGKを抜き去り、無人のゴールへ流し込んだ。

上で挙げたように、ファンタジスタは時に、常識では考えられないようなプレーを試み、成功させてしまう力を持っています。まだまだ存在するファンタスティックなプレー。また、この場で紹介していきたいと思います。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)