編集部ブログ

4/17(木) 05:36
R・マドリーの生涯契約にちらつく“たくらみ”
4月11日、レアル・マドリーがグティと生涯契約(※1)を結んだとの報道がありました。今年2月にラウール・ゴンサーレス、イケル・カシージャスと同様の契約を交わしたのに続き、生え抜き3人目の“特別待遇”です。

一連の流れからは、R・マドリーが生え抜き重視へ方針転換したようにも受け取れます。しかし一方で「レンタル選手を呼び戻すためのカモフラージュに過ぎず、真の目的は別にある」という見方も浮上しているのです。

今シーズン、R・マドリーの下部組織出身の若手選手たち(※2)が思わぬ活躍を見せ、その市場価格が高騰しています。生え抜きを優遇すると見せかけて彼らをすんなり呼び戻し、他のクラブへ高値で“転売”することが真の目的だというのです。

果たして、R・マドリーの狙いは生え抜き重視のチーム作りなのか、それとも単なる“金儲け”なのか。今夏、明らかになります。

※1
生涯契約……契約満了となるシーズンに30試合以上出場すると、自動的に1年契約を延長するというもの。現行契約はグティ、ラウールが2011年、カシージャスが2017年まで。

※2
R・マドリーの下部組織で育ち、今シーズン、リーガ・エスパニョーラで活躍するスペイン人選手。
●[CF]アルバロ・ネグレード(アルメリーア/22歳)
●[SMF]エステバン・グラネーロ(ヘターフェ/20歳)
●[CMF]ルベン・デ・ラ・レ(ヘターフェ/22歳)
●[DMF]ハビ・ガルシーア(オサスーナ/21歳)
以上の選手は、R・マドリーからレンタル移籍、買い取りオプション付きの移籍で各クラブに加入しており、今夏の復帰がうわさされている。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)