編集部ブログ

7/22(火) 08:19
パリSG、08-09シーズンの逆襲
かつては毎年のように優勝争いを演じながらも、ここ2シーズンはともに降格争いを強いられた“古豪”パリSG。昨シーズンの国内カップ戦優勝により出場権を手にしたUEFAカップ、そしてリーグ戦で結果を出すため、クラブ首脳陣は今夏、積極的な補強を敢行しています。

まずは昨シーズン、ル・マンで攻撃の中核を担ったステファヌ・セセニョンの獲得が早々に決定。更に、リュドヴィク・ジュリがチームに加わりました。ジュリの加入に伴い、04年からパリSGに所属しているジェローム・ロテンとの“名コンビ”が復活。そう、このコンビは、03-04シーズンにモナコがチャンピオンズリーグで準優勝した時の両サイドのコンビなのです。加えて21日にはクロード・マケレレの獲得も発表。結果、リーグ屈指の中盤が完成しました。

今夏、残す課題は2つ。それは移籍が急きょ白紙(※)となってしまったリリアン・テュラムに匹敵するDFと、2人で昨シーズンのチーム総得点の半分を超える19点を叩き出したアマラ・ディアネ、ペドロ・パウレータに代わる新FW。

DFの候補はいまだ絞り切れていないようですが、FWには興味深い獲得候補が挙がっています。それは東京ヴェルディ1969を退団したばかりのフッキ。元J2得点王がリーグ・アンでどのくらい通用するかも含め、決まれば面白い展開となりそうです。

Jを沸かせた怪物FWの動向も踏まえ、改革を進めるパリSGがどんな新シーズンを迎えるのか、期待が高まります。今から要チェックですね。

※バルセローナからパリSGへの加入が6月26日に決まりつつあったが、翌27日にテュラムの心臓の問題が発覚し、契約が白紙となった。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)