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インテルが獲得した“ニュー・パト”とは
インテルが24日、ヴァスコ・ダ・ガマに所属する16歳のブラジル人FW、コウチーニョの獲得を発表しました。FIFAが定める国外移籍の年齢制限により、コウチーニョが正式にインテルの一員になるのは、彼が18歳の誕生日を迎える2010年06月12日。
2年待たなければチームに同選手を迎えられないインテルですが、約6億4000万円で先行投資を行いました。では、2年後の活躍を期待されるコウチーニョとは一体どんな選手なのか。
プレースタイルは、下がりめのポジションを取り、鋭い飛び出しや果敢なドリブル突破で敵陣を切り裂くセカンドトップ。ペナルティーエリア内では、10代とは思えない落ち着きでDFをかわし、冷静にゴールへ流し込みます。
U-15ブラジル代表の一員として南米選手権の優勝を経験し、欧州のクラブから注目を集めました。プレースタイルがどことなく似ている上、イタリアのミラノ行きが決まったことから、国内で既に“ニュー・パト”と呼ばれています。
昨シーズン、ミランのパトのブレイクに負けじとマリオ・バロテッリの才能を見いだしたインテル。ジョゼ・モウリーニョ新監督の下で新シーズン開幕の準備を進める中、先を見据えた補強も敢行しました。この抜け目のなさが、王者たるゆえんと言ったところでしょうか。そんな“チャンピオン”の“眼力”が明らかになるのは、遠い2年後となりますが……。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)