編集部ブログ

8/5(火) 10:44
R・マドリーにとって最高の補強が実現
レアル・マドリーは5日、オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトをハンブルガーSVから獲得したと発表しました。この移籍はR・マドリーにとって、非常にメリットの多い理想的な補強と言えます。

まずは、全治3カ月のけがを負ったウェスレイ・スネイデルの代役となれること。そして、長期的に見ても、昨シーズン17アシストをマークした現在31歳のグティの後継者となり得ます。また、司令塔だけでなく、ウイングやセカンドトップとしてもハイレベルで機能するユーティリティー性を備える彼なら、チェルシー行きがうわさされるロビーニョの代役も十分に務まるはずです。

更に、ファン・デル・ファールトはベルント・シュスター監督がC・ロナウドよりも獲得を熱望していた人材だという点も見逃せません。これまで、フロントと現場の連係不足が度々指摘されていたR・マドリーだけに、シュスター監督を満足させた今回の補強はクラブ全体にとっても大きなプラス。

加えて、ブンデスリーガを代表する選手にしては安価な約24億円という移籍金も、R・マドリーには朗報でしょう(※昨夏加入したスネイデルは約43億円、アルイェン・ロッベンは約51億円、ロイストン・ドレンテは約27億円)。

これによって、R・マドリーは開幕前に襲った突然のアクシデントへの対応、現主力の後釜探しという2つの課題をクリア。同胞の選手が多く在籍していることから、適応力にも不安はありません。

近年の新戦力の中でも、最も“お得”で“上手”な買い物と言えるのではないでしょうか。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)