編集部ブログ

2/20(金) 04:07
バルサから勝ち点を奪うなら“3トップ”の休養時
今、最も注目を集める攻撃ユニットと言えば、リオネル・メッシ、サミュエル・エトオ、ティエリ・アンリの3トップでしょう。3人がリーグ戦23試合で挙げた得点の合計は、他の19チームいずれの総得点も上回る51。この“最強3トップ”を擁すバルセローナは、第2節以降では19勝3分けと、もはや引き分けさえ“珍事”と呼べる状況です。

2月22日からの約1カ月間、バルサは毎週2試合をこなすハードスケジュルに挑みます(※下記参照)。連戦突入直前の2月14日に行われたベティス戦、結果は2-2で11戦ぶりの引き分けでした。

この試合はインターナショナルマッチ明けで、メッシとアンリは休養のためベンチスタート。そのためか、前半のバルサは明らかに決め手を欠いていました。ボール保持率は7割を超えながら、得点はPKでの1点のみ。メッシとアンリが58分に途中出場し、ようやく89分、流れの中からネットを揺らしました。

バルサが攻めあぐねているすきに、ベティスは積極的な戦いを披露。前線に3人もの選手を残してカウンターを狙い、少ないチャンスながら前半だけで2点を奪ったのです。5本の枠内シュートを含む7本ものシュートでバルサゴールを襲った攻めは圧巻でした。

圧倒的に試合を支配するバルサの洗練されたパスワークは見事。しかし果敢にゴールを狙う“最強3トップ”不在時は、シュートまでたどり着けないシーンも目立ち、カウンターを受けやすいという弱点を秘めています。ベティス戦はまさに、その典型でした。今後の連戦中、3人を休ませることもあるでしょうから、この1カ月間に何度か“珍事”が起こるかもしれませんね。

バルサの“最強3トップ”とはどれ程強力なのか。真相に迫りたい方は、2月19日に発売されたWSK3月19日号の特集、「アタッキング・ユニット徹底研究」を読んでいただければと思います。

※今後のバルセローナの日程
2月22日(日)エスパニョール戦
2月24日(火)リヨン戦[CL]
3月1日(日)アトレティコ・マドリー戦
3月5日(木)マジョルカ戦[コパ・デル・レイ]
3月8日(日)アスレティック・ビルバオ戦
3月11日(水)リヨン戦[CL]
3月15日(日)アルメリーア戦

(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)