編集部ブログ

3/18(水) 11:15
“予想外”のリヴァプール
2004-05シーズン、チャンピオンズリーグ決勝戦。ミランがリヴァプールから3点のリードを奪い前半を折り返した時には、誰もがミランの優勝を確信したでしょう。しかし後半、リヴァプールが一気に3点差を追い付くと、そのままの勢いでPK戦に勝利し優勝。“インスタンブールの奇跡”と名付けられたリヴァプールの逆転劇は、世界中の人々の予想を覆すものでした。

今月のリヴァプールは4年前と同様、その“真骨頂”を存分に発揮しています。

まず、3月10日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦では、レアル・マドリーに4-0で勝利しました。フアンデ・ラモス監督就任後は守備が改善され、リーグ戦で10連勝した好調のR・マドリーを、リヴァプールはホームで一蹴。キックオフ前には想像出来なかった結果です。

同14日、リヴァプールはマンチェスター・Uと敵地で対戦しました。相手は1302分間無失点という記録を残すほどの堅守で、ホームの強さにも定評あり。マンUの大敗はまず有り得ないだろうと思われました。しかし結果は、リヴァプールが4-1で快勝。まさに“予想外”でした。

14日の勝利により、リヴァプールは首位マンUとの勝ち点差を4に縮めています。それでも、前年王者の連覇が妥当だと考えている人が圧倒的に多いのが現状です。リーグ戦終了まで残り約2カ月。リヴァプールは「マンUの優勝」という大方の予想を覆す“真骨頂”を見せられるのでしょうか。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)