編集部ブログ

5/19(火) 11:13
バルサが臨む大事な“消化試合”
リーグ戦で優勝を決めたチームは、残りの日程を“消化試合”として臨むことになります。5月15日には、マンチェスター・U、バルセローナ、インテルと、3大リーグで優勝クラブが決定。通常であれば、この3チームの残りのリーグ戦は消化試合になるわけですが、この後に欧州王者を決する一戦が控えるとなれば話は別でしょう。そう、マンチェスター・Uとバルサにとって、リーグ戦の残り試合は、27日のチャンピオンズリーグ決勝戦に向けた貴重な準備期間になるはずです。

特にバルサは、23日のオサスーナ戦を有意義に使わなくてはなりません。CL決勝戦では、負傷離脱中のラファエル・マルケスが欠場する上、ダニエウ・アウヴェス、エリック・アビダルも出場停止。3人もの主力が抜けた最終ラインをどう構成するのか、という重要な課題があるからです。

13日のコパ・デル・レイ決勝戦では、チェルシーとのCL準決勝第2戦と同様、MFが本職のトゥレ・ヤヤをセンターバックとして出場させました。続く17日のマジョルカ戦では、マルティン・カセレスを中央に、シウヴィーニョを左サイドに起用。この2試合は、27日の先発候補である3人を試したという印象で、まだスタメンは決まっていないように感じました。

ジョゼップ・グアルディオラ監督は“決戦”に向けてどのような最終ラインを組むのか。その答え、あるいはヒントが、オサスーナ戦で明らかになるのではないでしょうか。消化試合は注目されないのが普通ですが、バルサが臨む23日の試合はただの“消化試合”ではありません。彼らがDFの課題を“消化”出来るのか、注目したいと思います。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)