6/2(火) 09:04
R・マドリーの新体制がスタート
6月1日、レアル・マドリーの新会長がフロレンティーノ・ペレスに決まりました。ゼネラル・マネージャーにはホルヘ・バルダーノら2名が、会長の補佐役にはジネディーヌ・ジダンが就任。また、来シーズンの監督にはビジャレアルのマヌエル・ペジェグリーニを招へいすることが決定しています。
ペレスは2000年から06年にもR・マドリーの会長を務め、ルイス・フィーゴやジダンらを獲得し“銀河系軍団”を作り上げました。今夏も、ペレスの“十八番”である“大物取り”が敢行される可能性は十分。どんなビッグネームが入団するのか、気になるところです。
ただし、大物選手が加わっても、監督がうまく起用出来なければ意味がありません。スター選手が多く在籍したかつてのR・マドリーは、指揮官が彼らの起用法に頭を抱え、03-04シーズンから3年連続で無冠に終わりました。
その点において、ペジェグリーニを新監督に招いたことは正解でしょう。ペジェグリーニは04-05シーズンにビジャレアルを国内3位に導き、05-06シーズンにはチャンピオンズリーグでベスト4進出を成し遂げています。2シーズンとも、起用法の難しさからバルセローナを追われたフアン・ロマン・リケルメを、見事に使いこなしていました。“王様”をも上手に起用していたペジェグリーニならば、どんな選手が加入しても問題なさそうです。
タイトル奪還への改革が始まったR・マドリー。この夏、どんなビッグニュースを提供し、どんなチームが出来上がるのか、今から楽しみですね。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)