編集部ブログ

6/16(火) 10:51
“予想どおり”エジプトが健闘
6月14日からコンフェデレーションズカップ2009が開幕しました。15日、南米王者のブラジルはアフリカ王者のエジプトと対戦。この試合、ブラジルは3-3のまま迎えたロスタイムに土壇場で勝ち越し、辛くも4-3で勝利しています。

皆さんは、ブラジルがここまで苦戦するとは思っていなかったのではないでしょうか。カカーやロビーニョらワールドクラスのタレント擁する“王国”ブラジルは、現在FIFAランキング5位。一方のエジプトはFIFAランキング40位で、ブラジルより格下であることは明らかです。

ただ、ランキングに表れていないエジプトの実力を考えれば、決して予想外の展開ではなかったように思います。何と言っても、彼らにはアフリカネーションズカップ2連覇の実績があるのです。知名度こそまだ低いものの、タレントも充実しています。攻撃陣にはモハメド・ジダンを始め、テクニックとスピードを兼ね備えた優秀な選手が豊富。チームを率いて5年目のハッサン・シェハラ監督によって個々の能力が引き出され、年々、攻撃サッカーに磨きを掛けてきました。

今回のブラジル戦、1-3と劣勢の中で迎えた後半は完全に試合を支配し、見事同点に追い付いています。最後の最後で勝ち越しを許してしまった点は改善する必要がありますが、今回の戦いぶりは、今後の活躍をますます期待させるものでした。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)