編集部ブログ

10/19(木) 06:03
いざ、カンプ・ノウ/欧蹴紀行(3)
9月24日(日)、リーガ・エスパニョーラ第4節、カンプ・ノウでのバルセローナvsバレンシアは、21時キックオフ。
スタジアム最寄り駅の一つ、地下鉄3号線のマリア・クリスチーナ駅に着いたのは19時半頃。カンプ・ノウまではだいたい徒歩10分だ。

スタジアムに着くと、インターネットで予約していたチケットを引き替えるため、チケット売り場に向かう。その途中、ソシオ窓口の近くでは、余ったチケットをさばこうとしているソシオのおじさんたちが何人かいた。

窓口で無事チケットを引き替えた後、オフィシャルショップを覗いてみた。店内はグッズを買い求めるファンでごった返し、レジに長い列が出来ていたため、また翌日スタジアムツアーに来た時に見ることにした。
オフィシャルショップのすぐ外にある売店でホットドッグをパパッと食べ、いざスタジアム内へ。

入場の際に感心したのが、チケットチェックのやり方だ。チケット左端のバーコードを、入場ゲートのバーコードリーダーにかざして入る「自動改札」なのだ。これは後日訪れるバレンシア、セビージャでも同様だった。依然、人がチケットを確認して手でもぎっている日本は遅れてるなと思った。

バルセロナvsバレンシアのチケット
バルセロナvsバレンシアのチケット

カンプ・ノウで観戦するのは、約6年半ぶり2度目。あの時は、初めて生で見るグアルディオラの超高精度なライナー性のサイドチェンジに、特に驚いたのを覚えている。まだリヴァウドやクライフェルトがいた頃で、監督はファン・ハール。今でもチームに残っているのは、シャビとプジョルくらいだ。

キックオフ前のカンプ・ノウ
キックオフ前のカンプ・ノウ

席に着くと、すでに両チームがウォーミングアップを開始していた。日本もプロリーグが始まって13年経ち、平均5万人以上の観客を集める人気クラブもあるが、100年以上にわたる歴史と伝統を持つカンプ・ノウには、やはり格別の雰囲気があると、あらためて実感。
スタジアムの照明の下、見るものすべてが輝いて見えるような、そんな高揚感をキックオフ前から感じていた。<続く>
(奥野/欧州サッカー通信)