編集部ブログ

6/19(金) 06:49
余剰人員の整理を慎重に
6月初め、レアル・マドリーがカカー、クリスチアーノ・ロナウドという2人のビッグネーム獲得に合意しました。彼らに続き、現在はディエゴ・フォルランやダビド・ビージャなどの大物ストライカーを引き抜こうとしています。

R・マドリーへビッグネームが加入すると同時に注目されるのが、出場機会が危ぶまれる現所属選手の動向です。その選手とは、ウェスレイ・スネイデルやラファエル・ファン・デル・ファールトなどそうそうたるメンバー。R・マドリーは、彼らのような余剰人員をどれだけ放出するのでしょうか。

ただ、むやみに選手を移籍させるのは禁物です。今月発表された来シーズンのリーガ・エスパニョーラの日程では、開催期間が2週間短縮。閉幕が早まった2週分の試合が、どこかのミッドウィークで行われることになりました。チャンピオンズリーグやコパ・デル・レイを勝ち進めば、その分、多くの試合に臨みます。更に、定期的に代表戦も開催される予定。各国の代表選手を抱えるR・マドリーには、来シーズンのハードスケジュール対策が必要となります。

過密日程を乗り切るためには、充実した選手層が不可欠です。スネイデルやファン・デル・ファールトが簡単に控えの立場を受け入れるとも思えませんが、補強のための交渉よりも、彼らへの残留交渉が、タイトルを獲得するためのカギとなるでしょう。

なお、6月18日に発売された『WSK0702号』では、R・マドリー入りが決定したカカー、C・ロナウドのインタビュー連載が掲載されています。移籍決定前の彼らの声が聞ける貴重な内容となっていますので、どうぞお買い求めください。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)