7/24(金) 04:08
09-10はイベリア半島に注目
カカー、クリスチアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、中村俊輔が新たに加わり、ズラタン・イブラヒモヴィッチの参戦もうわさされるリーガ・エスパニョーラ。当然、多くのサッカーファンが新シーズンの開幕を楽しみにしていることでしょう。個人的には、スペインと同じイベリア半島に位置するポルトガルのリーグにも、注目しています。
ポルトガルリーグでは昨シーズン、ポルトが4連覇を達成しました。ポルトの1強体制になりつつあった同リーグですが、新シーズン、ポルトが王者の座から陥落するかもしれません。
"打倒ポルト"の筆頭候補はベンフィカです。ポルトがルーチョ・ゴンサーレスやリサンドロ・ロペスといった主力を放出した一方、ベンフィカはハビエル・サビオラやブラジル代表のラミレスらを補強。アトレティコ・マドリーから昨夏、レンタルで加入したアントニオ・レジェスの買取も進めており、確実に陣容を充実させています。
スポルティングも忘れてはいけません。移籍市場の注目銘柄であるジョアン・モウチーニョやミゲル・ヴェローゾは残留する見込み。ビジャレアルから"チリの至宝"マティーアス・フェルナンデスを獲得し、年々完成度を高めているダイヤモンド型の中盤が更に強化されました。
もちろん、ポルトもライバルチームの動向を黙って見ているだけではないしょう。2人の主力を売却して多くの資金を得た彼らは、王座を防衛すべく、これから選手補強を積極的に進めるはずです。
"新銀河系軍団"が躍動する隣の国で、これまで以上の激しい三つ巴の戦いが繰り広げられる予感のポルトガルリーグ。2009-10シーズンは、イベリア半島の両国がサッカー界を盛り上げていくことと思います。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)