編集部ブログ

8/19(水) 11:20
まだまだ改善が必要なマンC
打倒"ビッグ4"の最右翼として注目されるマンチェスター・Cは、プレミアリーグの開幕戦、個人の力で2ゴールを奪い、ブラックバーンに2-0で勝利しました。この試合、ボール保持率58パーセントとゲームを支配したものの、彼らは多くのカウンターを受ける始末。18本ものシュートを浴びてしまいました。

開幕戦で苦戦を強いられたマンチェスター・Cは今後、チーム力の向上のために攻撃と守備のどちらに比重を置くかの選択がチーム力の向上のカギとなりそうです。カウンターを受けないためには、不用意にボールを奪われないというのはもちろん、攻撃をシュートで終えることも定石の一つ。攻撃に厚みをもたらすことで、カウンターを回避するか、もしくは守備力を向上させるか。どちらを目指すかによって、中盤の構成を考え直す必要があるでしょう。

現在、彼らのセントラルMFのレギュラーはプレーメーカーのギャレス・バリーと、テクニシャンのスティーヴン・アイルランドです。両者とも攻撃を構築する上で不可欠である一方、守備専任の選手ではありません。攻撃サッカーを目指すのであれば、この2人がベストと言えます。ただ、ブラックバーン戦を見る限り前線のコンビネーションはまだまだ完成していない様子で、攻撃サッカーを貫いて勝つには時間が掛かりそうです。

守りを固める戦術で臨むなら、守備力の高いボランチ、ヴァンサン・コンパニやナイジェル・デ・ヨンクを起用することで解決出来るでしょう。ロビーニョ、ショーン・ライト・フィリップスのスピードを生かしたカウンターは彼らの効果的な得点パターンであるため、堅守速攻を採用すれば早くから良い結果が見込めそうです。

しかし、攻撃陣に多くのスター選手を抱えるだけに、後者を採用した場合はファンが納得しない可能性があります。果たして、"英国版銀河系軍団"のマーク・ヒューズ監督は今後どのような選択をするのでしょうか。

さて、8月19日にワールドサッカーキングの選手名鑑が発売されました。選手一人ひとりの情報が満載で、掲載クラブ数は全部で118。新シーズンの観戦のお供に、どうぞお買い求めください。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)