11/27(金) 12:21
ナポリの大躍進に迫る
開幕から敗戦の山を築き、第7節時点で2勝5敗の14位と低迷していたナポリだが、ロベルト・ドナドーニ監督を解任し、ワルテル・マッツァーリを招へいしたことでチームの勢いが一変。就任から5試合で、3勝2分と素晴らしい成績を収めた。
第8節のボローニャ戦をロスタイムの逆転ゴールで勝利すると、フィオレンティーナ、ミラン、ユヴェントスといった強豪との3連戦でも、監督の優れた選手起用で2勝1分けの好結果を残している。フィオレンティーナ戦では、途中交代で入ったヘルマン・デニスが、クリスティアン・マッジョの88分の決勝点をアシスト。続くミラン戦は、開始5分で2失点を許しながらも、後半ピッチに上がったルーカ・チガリーニとデニスが終了間際に1ゴールずつ決めてドロー。そして、ユヴェントス戦では、2点を先行されながらも、後半13分からピッチに登場したヘスース・ダトーロの1ゴール1アシストの大活躍もあり、逆転勝利を挙げた。その後、アウェーのカターニア戦で0-0と勝利こそ逃したものの、マッツァーリ就任から未だ無敗。
監督の的確な采配により、ナポリの調子は非常に上向きだ。選手層も充実していることを考えると、今後、上位進出の可能性も十分に考えられそうである。
(宮城/ワールドサッカーキング編集部)