編集部ブログ

7/15(木) 11:18
南アフリカW杯を振り返って(2)
 南アフリカに行くサポーターやメディアは皆、「生きて帰ってきます」と口にして日本を発ったが、実際、現地では危険な地域に近寄りさえしなければ、全く身の危険は感じなかった。もちろん、銃による犯罪が頻繁に起こる国であることも事実だが、もう少しメディアが実情を伝えていれば、より多くの人が現地に足を運んだはずで、その点については残念に思う。

 ピッチの上に話を移すと、今大会は南半球で行われた冬の大会だったこともあり、90分(あるいは120分を通して、非常に質の高いプレーが展開される試合が多かったことがまず挙げられる。決勝を戦ったスペインやオランダが、レギュラーをほぼ固定して7試合を戦い抜くことができたのも、気候と無関係ではないだろう。