7/15(木) 11:22
南アフリカW杯を振り返って(5)
現在、最も攻撃的で魅力的なサッカーをしているスペインが、EURO2008に続き優勝を果たしたことは、今後のサッカー界にとって、非常に良いことだと思う。かつては攻撃的なサッカーの代名詞だったブラジル、オランダですら、今大会は組織的な守備を基調とした戦い方を選択しただけに、なおさらスペインの異質なサッカーが際立った。また、ワールドカップにおいては、明らかにまだ経験不足だったスペインだが、選手の多くは所属クラブであるバルセロナやレアル・マドリーでチャンピオンズリーグを始めとした大舞台を経験しており、その経験が今大会でも活かされたと見ることはできるだろう。今後、スペインのような戦い方をする国は増えるのか。また、スペインを倒す国はどこなのか。楽しみに注目したいと思う。