12/2(木) 03:12
エル・クラシコの結果に止まらない妄想
日々、編集部でハードワークを強いられているのだから、せめて週末くらいは爽快な気分で過ごしたい・・・・・・。そんなささやかな願いを持つ自分にとって、先週末はベストと言える展開だった。
ブンデスリーガではカイザースラウテルンがシャルケを5-0で下し(シャルケは92年に1-6でレヴァークーゼンに敗れて以来18年ぶりに5点差で敗戦)、セリエAではインテルがスタンコビッチのハットトリックなどでパルマに5-2で勝利して5試合ぶりの白星。プレミアリーグに目を移せば、マンチェスター・Uはブラックバーンを相手に7-1の大勝。特にFWのベルバトフが5得点を奪う大活躍を見せた。1試合5得点というのは、イプスウィッチ戦のアンディ・コール(95-96シーズン、当時マンチェスターU)、シェフィールド戦のアラン・シアラー(00-01シーズン、当時ニューカッスル)、ウィガン戦のジャーメイン・デフォー(09-10年、当時トッテナム)に並んでプレミアリーグ史上4人目の快挙。得点王争いでも計11得点で一気に首位に躍り出た。
そしてリーガ・エスパニョーラでは(週末ではないが)、選挙のために月曜日に開催となったエル・クラシコでバルセロナがR.マドリーに5-0。前節のアルメリア戦(8-0)に続いて、大量得点での勝利を収めている。ちなみに、08-09シーズンのエル・クラシコでは6-2でバルセロナが勝利しているが、5点差以上の差がついた伝統の一戦は94-95シーズンまでさかのぼらなければならない(R.マドリーがイバン・サモラーノのハットトリックなどで5-0の勝利を挙げている)。
バルセロナがR.マドリーに5点差を付けるのは93-94シーズン以来となり、この時は英雄クライフの下で現監督のグアルディオラがドリームチームの一員として戦っていたのだから、今回の勝利は何とも感慨深い。そのシーズンはサンティアゴ・ベルナベウでもバルセロナが1-0で勝利し、リーグ4連覇を達成している。と言うことは・・・・・・。まだウインターブレイクにも入ってないのにそんな妄想が止まらない。グアルディオラが監督を務めてからエル・クラシコで5連勝しているだけに妄想は膨らんでいく。とりあえず今週末は、大勝したエル・クラシコを肴にマドリディスタの友人と酒を酌み交わそうと思う。
(古田土/ワールドサッカーキング編集部)