編集部ブログ

12/17(金) 01:28
家長昭博、マジョルカ移籍!!
リーガ・エスパニョーラのマジョルカが12月15日、C大阪の家長昭博を獲得したとクラブの公式HP上で発表しました。契約期間は2015年までの複数年契約、違約金は1800万ユーロ(約20億円)に設定され、12月18日に入団会見が行われる予定だそうです。
マジョルカは昨シーズンのリーガ・エスパニョーラで5位という好成績を残し、ヨーロッパリーグ(以下EL)への出場権を獲得。かつては日本代表の大久保嘉人が在籍しており、日本での認知度も高いクラブです。しかし今夏、8500万ユーロ(約95億6000万円)もの負債を抱える経営状況からELの出場権をはく奪され、主力選手6人を放出。今シーズンは限られた戦力で中位をキープしているものの、12月に入ってから連敗と調子は下降気味です。そんな彼らにとって、移籍金と年棒の負担が少ない、日本人選手は理想的なターゲットだったのでしょう。
家長だけではありません。浦和の細貝萌や清水の岡崎慎司のドイツ行きが現実味を帯びつつあり、川崎の中村憲剛、広島の佐藤寿人や槙野智章にも海外進出の可能性があるとか。熊本のカレン・ロバートは吉田麻也の所属するVVVの練習に参加し、加入が濃厚とも言われています。
日本人の海外進出、これは本当に胸が躍ります。ドルトムントでの香川の活躍に興奮してしまうのは僕だけではないでしょう。家長にも、まだ日本人が真価を見せたとは言いがたいリーガ・エスパニョーラでの活躍を期待せずにはいられません。
この移籍を機に、僕もマジョルカの試合を観戦したくなりました。というのも、香川が移籍して以来、僕はすっかりドルトムントに夢中になった一人。日本人選手の移籍がきっかけでひいきのクラブができ、楽しみが一つ増えました。これからも日本人選手が多数移籍することで、そんな夢中になれるクラブが増えたらと思う、今日この頃であります。
(武藤/ワールドサッカーキング編集部)