編集部ブログ

2/3(木) 07:10
冬の移籍市場閉幕!
駆け込み移籍が数多く見られた1月31日、冬の移籍市場が閉幕しました。各クラブとも陣容が固まった後半戦は新戦力の活躍に期待したいですね。アーセナルファンの僕としては、アーセン・ヴェンゲル監督がペア・メルテザッカーでも獲得して、負傷者続出の最終ライン強化を図ってくれないかなと密かに期待していましたが……。
今回の移籍市場で主役となったのはリヴァプール。今シーズン、リーグ戦第22節終了時点で13位(その後3連勝を飾り、第25節終了時には7位)とクラブ史上ワーストレベルの成績を残し、チームの再構築を余儀なくされていました。シーズン途中の1月8日にロイ・ホジソンを解任し、過去にリヴァプールで7度のリーグ優勝と3度のチャンピオンズカップ優勝に貢献したクラブの"レジェンド"、ケニー・ダルグリッシュを新監督に指名。新指揮官がこの冬にどのようなチーム強化を図るのかに注目が集まっていました。
そんな中、移籍市場閉幕日の1月31日、まず飛び込んできたのはアヤックスのルイス・スアレス加入というニュース。この時点では誰もがフェルナンド・トーレスとの強力2トップ完成に期待を抱きました。ところが、そう思ったものつかの間、今度はトーレスがイングランド史上最高額となる5000万ポンド(約66億円)の移籍金でチェルシーへ移籍することが決定。それと入れ替わるように、イングランド人史上最高額の3500万ポンド(約46億円)でニューカッスルのアンドリュー・キャロル加入が発表されました。
世間を大いににぎわした大型移籍。クラブのアイドル的存在だったトーレスの退団は残念です。しかし、好不調の波が激しかったトーレスとダヴィッド・ヌゴグのコンビは今シーズン2人で11得点。得点嗅覚が鋭いスアレスと圧倒的なパワーを誇るキャロルの新2トップの方がより点を取れそうな気もします。
実際、2月2日のストーク戦で早速、途中出場を果たしたスアレスは、ディルク・カイトのパスから裏に飛び出し、GKもかわして、チーム2点目となるゴールで勝利に貢献。既に華々しいデビューを飾っています。一方キャロルは現在負傷のため3週間程度の離脱。復帰後の活躍が待ち遠しいですね。
大型補強を図ったリヴァプール、これからの巻き返しに期待しましょう!
ちなみにトーレスのチェルシーでのデビュー戦は2月6日の対リヴァプール戦が濃厚。いきなりの古巣対決に運命的なものを感じてしまいます。
(武藤/ワールドサッカーキング編集部)