編集部ブログ

6/1(水) 06:50
最強の矛と最強の盾
皆さん、週末のCL決勝はご覧になりましたか?結果は3-1でバルセロナが勝利、2年ぶりに欧州王座に返り咲きました。

報道によると全世界でおよそ3億人がテレビ視聴をしたらしいですよ。サッカーの凄さを改めて実感しますね。

そしてご存知かもしれませんが、クラブの収入金額も上がっているみたいです。バルサは優勝賞金に加え放映権料や入場料を合わせた収入は1億ユーロを越し、準優勝のマンUも7000万ユーロを越すとの事ですけど本当でしょうか。それに合わせて開催地への経済効果が5000万ユーロ以上(予測)ということでロンドンの経済にも好影響が見込まれてます。

試合はというと当サイトでもライブ速報をやっておりましたが、スタメン入力時に両チームともいつものメンバーだなと思いながら入力していましたが、控えメンバーを見たときにマンチェスター・ユナイテッドのベルバトフがベンチ入りしていなかったリで少し驚きました。

そしてこれまでバルセロナの試合を見る限りマンチェスター・ユナイテッドは開始10分〜15分以内に得点を奪えないと難しいんじゃないかなとも思っていました。

序盤はパク・チソンをはじめとしたマンチェスター・ユナイテッドのハイプレスがありましたがそれもやはり次第に勢いがなくなるとバルセロナペースに。

27分のペドロの得点はDFが「キーマン」であるメッシに意識が行っている裏を取られましたが、やはりメッシの存在感が強烈ということでしょう。もう一人の「キーマン」チャビのパスも素晴らしかったですね。

34分に細かいパス交換から最後はルーニーが押し込んでマンチェスター・ユナイテッドが同点に追いついたときは叫びました。(一人で)

その後、バルセロナペースは変わりませんが1-1で前半終了。

後半に入ってもバルセロナペースは変わらず、ユナイテッドは防戦を強いられました。ファン・デル・サールが何度かセーブし耐えていましたが、その守備も54分、メッシに破られます。

エリア手前中央で受けたメッシがミドルシュートをねじ込み勝ち越し、その後、69分にビジャが見事にコントロールしたシュートを決め3-1。バルセロナの「MVP」が3人揃って得点を挙げ優勝。

個人的にはプレミアリーグ贔屓なのでバルセロナ勝ち越しの時は難しいと思いつつも「まだだ!まだ行ける」という気持ちがありましたがビジャの3点目で「あぁ〜・・・」という感じになってました。それでもアディショナルタイム2分と出た時も「1分に1点取れば!!」などと思っていました。試合途中も「ギグスの動き落ちてるから早く交代を!!」や「フレッチャーはこの試合に間に合わなかったのか・・・」「あれ?ラファエルいなくね?」「メッシ、ここでバックヒール!?すげー」「バルセロナ強すぎ!ずるい!」なんて一人のサッカーファンとして勝手に思ったりしていました。

スタッツを見るとポゼッション率が65対35でやはりバルセロナ。今シーズンのバルセロナにポゼッションで一番検討したのはバレンシアらしいです。ほぼ五分五分で引分けに持ち込んだことからその試合をもう一度見たいですね。

マンチェスター・ユナイテッドは後半のシュート数が途中出場のナニが放ったミドルシュート1本だけでした。更にマンチェスター・ユナイテッドはCK0本というのも少し驚きでした。セットプレーがあればもう少し変わったでしょうか?バルセロナのカウンターを警戒するとそうそう上がってもいけないでしょうしあちらを立てればこちらが立たずという感じで厳しいですね。

チャンピオンズリーグでここまで4失点だった『最強の盾』マンチェスター・ユナイテッドが『最強の矛』バルセロナに3点奪われました。別に矛盾というわけではないんですがちょっと思い出したのでこのタイトルにしてみました(笑)

ポゼッションしていることで相手に攻撃させないというのもありますから今のバルセロナ最強の矛と盾を兼備してるということになり、攻守ともに『最強』ですね。

そしてサッカー界は早くも移籍市場に突入。この試合で引退となったファン・デル・サールやスコールズのポジションに誰を補強するのか。バルセロナは今季こそ「彼」を獲得するのか、日本人選手の移籍はあるのかなどなどうわさや報道をチェックしつつ新シーズンを待ちましょう。

そういえば移籍関連の報道で「リヴァプールが本田と契約!」という報道があり、それまでもうわさはあったけどとうとう行ったか!!と思いチェックしてみると・・・「本田技研」と3年のスポンサー契約ということでした。確かに見出しは間違っていないしうまいな〜と思いつつも少しガッカリしましたが、本田圭祐選手の移籍はあるのかもチェックして行きましょう。

(saitoh/欧州サッカー通信スタッフ)