編集部ブログ

11/8(水) 03:35
バルセロナの練習を見学/欧蹴紀行(6)
カンプ・ノウでバレンシア戦を観戦した9月24日の翌日は、午前中にスタジアムツアーに参加し、正午頃からスタジアム横の練習場でトップチームの練習を見学した。

12時過ぎに練習場に来てみると、まだ選手たちはグラウンドに出てきていなかったが、すでに50〜60人くらいのファンが集まってきていた。地元ファンだけでなく、観光客も多い様子だ。

ファンが練習を見学できるのは金網越しから。プレミアリーグのように非公開にした方が、選手たちは練習に集中出来ると思うが、ファンにとっては間近で世界のトッププレーヤーたちの練習を見られるのはやはりうれしいものだ。
選手たちが出てきてランニングしながらこちらの方に近付いてくると、ファンたちの顔は自然と笑顔になっていた。
そして、デジカメや携帯電話を頭上に掲げ、写真を撮っている人もたくさんいた。自分も負けじとシャッターを押す。小さく選手たちが映っているのがわかるでしょうか……?

見学は金網越しに
見学は金網越しに

最初はスタジアム敷地外からの見学だったが、20分くらい経ったところで、警備員がスタジアムの敷地内に入るゲートを開けてくれたので、その後はより近い位置から見ることができた。

さらに近付いて
さらに近付いて

試合翌日ということで、この日の練習は軽め。ランニングの後はボール回しを行い、前日途中出場や不出場だった選手たちはその後にミニゲームもやっていた。ボール回しの時には笑顔もこぼれ、チームの雰囲気は良さそうだった。一方、ミニゲームは試合さながらの激しさがあり、迫力があった。ファンの中に「ジュリー!!」と何度も叫んでいたオバサンがいたのも印象的だった。

昨シーズン、ビルバオから移籍して以来、なかなか出場機会に恵まれないエスケーロも元気そうだった。辛抱強くチャンスを待ち、その時が来たら、ぜひ活躍してほしいとあらためて期待。

練習はだいたい1時間弱で終了。すぐに警備員のあんちゃんが、「はい、じゃあ、帰ってね〜」という感じでファンに退場を促したので、練習を終えた選手たちにその場でサインをもらえるようなことはなかったです。

試合前日は非公開のようだが、旅行などで行かれた際には、せっかくなのでスケジュールの都合がつけば、試合だけでなく、テクニックを間近に見られる練習も見学することをオススメします。<続く>
(奥野/欧州サッカー通信)