編集部ブログ

4/11(水) 11:00
Close Up “MILAN” 〜契約満了を迎える功労者たちの処遇V〜
■ミランの未来を左右するベテラン勢の処遇

欧州サッカー通信
 フィリッポ・インザーギは別れの時が近づいている。1月の移籍マーケットの閉幕直前にシエナ移籍が決まり掛けていた38歳のベテランFWは最終的に残留を決断したものの、FWの序列は今シーズンの復帰が絶望的なアントニオ・カッサーノを除いても6番手。新鋭ステファン・エル・シャーラウィの台頭や来シーズンを見据えた補強を考えると、契約更新の可能性は限りなく低い。本人も「5月にサン・シーロで(ファンに)別れを告げる」と退団を覚悟しているようだ。

 契約満了を迎える総勢11人の今シーズンの総年俸は推定で2760万ユーロ(オッドの年俸150万ユーロのうち130万ユーロをミランが負担)。新加入ながらここまで8ゴールの活躍を見せているMFアントニオ・ノチェリーノを18人分雇える金額である。金満経営からの更なる脱却を図りつつ、新たな黄金時代を築こうとしているミラン。この11人の処遇が、《悪魔軍団》の未来を決める重要な指針となることだけは間違いないだろう。

(記事提供:ワールドサッカーキング)