12/4(月) 06:58
祝・スパッレッティ100勝目
ローマのスパッレッティ監督が第14節のアタランタ戦に勝利し、監督として通算100勝目を記録しました。
昨シーズンからローマの監督に就任し、不振に陥っていたチームを再建。生粋のセンターフォワードを置かない“ゼロトップシステム"を採用し、セリエA新記録となる11連勝にチームを導くなど、画期的な戦術を用いて今や名将の仲間入りを果たしました。
そんな彼にも波乱万丈のキャリアがあったのです。
監督業をスタートさせたエンポリではセリエB、A昇格を経験。キャリアは順調そのものでしたが、その後3年間は大きな挫折を味わいました。
98-99シーズンのサンプドリア、99-00シーズンのヴェネツィア、00-01シーズンのウディネーゼでは1シーズンに就任と解任を繰り返し、結果的に3チームともセリエBに降格。“降格請負人"という不名誉なレッテルまで貼られました。
しかし、02-03シーズンに率いたウディネーゼで監督としての転機が訪れたのです。
セリエAに復帰したばかりのウディネーゼを1年目で5位に引き上げ、翌シーズンは7位、04-05シーズンは4位と大健闘を見せ、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権を獲得。
プロヴィンチャ(地方クラブ)を3年連続で欧州の舞台に導いた結果、現在ローマというイタリア屈指の名門クラブを指揮しているわけです。
あっ、思わず熱が入って書きすぎちゃいました。とにかくスパッレッティ監督、おめでとうございます。
(野上/CALCIO編集部)