編集部ブログ

12/11(月) 05:07
セリエA 熾烈な4位争い
今シーズンのセリエAでは、チャンピオンズリーグ出場権の残り1枠をかけた戦い、4位争いが熾烈を極めそうです。

当然、カンピオナートはまだまだ長丁場です。スクデット争いはインテルとローマに加え、パレルモもこれに参戦するだけの力を備えており、この上位3強が固いのは間違いないでしょう。そこで注目すべきなのが4位争いです。

個人的に注目しているのはラツィオとアタランタの2チーム。
まず、セリエAの名門ラツィオ。開幕前に課せられたマイナス11のペナルティーがマイナス3に軽減され、一気に上位戦線に名乗りを上げました。
とりわけ、第11節のウディネーゼ戦でオーソドックスな4-4-2からミラン型の4-3-1-2にシステムチェンジしたことが功を奏し、爆発的な得点力を発揮しています。この調子を最後まで維持できれば、02-03シーズン以来の4位に食い込む可能性は高いでしょう。

そして、今シーズンのセリエA昇格組のアタランタ。開幕前にはヴィエリを獲得したことで話題を呼びましたが、現在の好調ぶりは彼と同時に加入したドーニの活躍があるからこそ。
マジョルカで異国のサッカーを肌で感じ、ひと回り大きくなった33歳のベテランは、今シーズン初出場した第6節から4試合連続得点。それだけでなく、卓越したパスやドリブルで攻撃を構築し、セリエAを代表するファンタジスタとして君臨しています。彼を中心とした『キングダムサッカー』が魅力的なアタランタは外せません。

その他にも、フィオレンティーナやミランは後半戦に向けて巻き返しを図ることでしょう。
いつもと違う06-07シーズンのセリエAですが、ラツィオかアタランタのどちらかがCL出場権を獲得して面白いと思うのは僕だけでしょうか?
(野上/CALCIO2002編集部)