編集部ブログ

12/15(金) 03:52
見逃せない決勝戦、欧州vs南米!
昨日のクラブワールドカップ準決勝、バルセローナは各選手、時差ぼけによるコンディション不良を訴えていたものの圧勝でした。余談ですが、バルサの選手が時差ぼけに苦しんでいた頃、僕はノロウイルスに苦しんでいました……。

17日に行われる決勝は、順当にヨーロッパ王者バルサと南米王者のインテルナシオナルが対戦することになりました。
前身のインターコンチネンタルカップやトヨタカップと同様の構図になったわけですが、「ヨーロッパvs南米」のこれまでの対戦成績はどのようなものだったのでしょうか。

この大会は1960年から続く長い歴史があり、開催数は44回に及びます(75年と78年は開催されず)。そしてヨーロッパ王者と南米王者の対戦成績は、サンパウロが優勝した昨年を含めてヨーロッパの21勝23敗とほぼ互角です。
ただし、年代別に見ると、80年代はヨーロッパの3勝7敗と南米優勢、90年代は7勝3敗とヨーロッパ優勢という傾向が表れています。
これは才能溢れる南米の選手が90年代半ばになるとヨーロッパへ流出したことと関連があるのではないでしょうか。
そして、現在の2000年代はと言うと、3勝3敗。1試合の結果に過ぎませんが、再び実力が拮抗してきていると言えます。

準決勝の試合運びを見るとバルサの圧倒的優位と言わざるを得ませんが、わずか中2日で決勝が行われるとあり、バルサがコンディション調整に失敗すればインテルナシオナルにも十分チャンスがあります。

世界最強を決めるクラブワールドカップ決勝、ノロウイルスにかかって見逃すなんて失敗をしないようにしましょうね!
(千葉/ワールドサッカーキング編集部)