編集部ブログ

12/18(月) 06:07
思わぬ大差がついた好カード
17日のセリエA、2位ローマと3位パレルモの屈指の好カードは、ローマが4-0と思わぬ大差で勝利しました。

両チームともに攻撃力を売りとするチームですから、個人的には打ち合いを期待していたんですが、一方的な試合となってしまいましたね。

ローマは戦前の予想どおり中盤でボールを支配し、トッティのポストプレーから2列目の選手が次々に飛び出す『ゼロ・トップシステム』の典型的な試合運びを披露。

一方、4-2-3-1システムを採用したパレルモは、左MFに本来センターフォワードのカラッチョロを起用したりと、先発にちょっとしたサプライズがありました。
全体的にもそれほど悪くはなかったのですが、とにかく決定力不足。特に2点をリードされた直後にカラッチョロが相手GKとの一対一を外したシーンは、この試合のパレルモを象徴していました。

結果的に、ローマに2点目を取られてからはすっかり反撃の勢いもなくなり、終盤には立て続けに2点を決められ万事休す。

この試合を通じて感じたことは、ローマの抜け目のなさとパレルモの精神的弱さ。
2位と3位に位置するチームの間に、あまりにも大きな力の差があることを露呈していました。
(野上/CALCIO2002編集部)