1/19(金) 07:24
赤い悪魔にアジア出身選手がまた一人
プレミアシップで首位をキープしているマンチェスター・ユナイテッドが、17日に中国代表のストライカー、ドン・ファンジョと2010年までの契約を結びました。
1985年1月23日生まれのドン・ファンジョは、04年の1月、中国の大連実徳からマンチェスター・Uに350万ポンド(約7億円)という、ヨーロッパで実績のない当時18歳の選手としては破格の移籍金で入団しました。
同クラブ初の中国人選手となったのですが、イギリスの労働許可が下りず、入団後すぐにベルギー2部のロイヤル・アントワープにレンタル移籍。そして、昨年12月に労働許可が下りたことで、この度改めてマンチェスター・ユナイテッドの一員になったのです。
ドン・ファンジョはスピードを生かした突破を得意とするプレーヤーで、05-06シーズンはベルギーリーグ2部で得点ランキング2位に輝く17得点を獲得。
マンチェスター・Uを率いるファーガソン監督は彼の優れた身体能力を高く評価しており、トップチームで練習することで更なる成長を遂げるだろうと語っています。
現在マンチェスター・UのFW陣は、レギュラーにサアとルーニーが君臨し、控えのスールシャールとレンタルで加入しているラーションも好調と、正直に言ってドン・ファンジョが簡単に出場機会を得られる状況ではありません。
それでも、パク・チソンとともに、アジアの選手2人がイングランド最大の名門クラブに所属していることは、日本人選手にとっても励みになるはず。
いつか、“赤い悪魔"と呼ばれるマンチェスター・ユナイテッドで日本人がプレーする日が来ることを、大いに期待したくなるドン・ファンジョ加入のニュースでした。
(千葉/ワールドサッカーキング編集部)