編集部ブログ

1/30(火) 07:01
歴史を作った2人の新鋭
1月27日と28日、リーガ・エスパニョーラでは第20節が行われ、後半戦に突入。この第20節で、新たな歴史が一つ生まれました。

ホームでレアル・マドリーと対戦したビジャレアルが1-0で勝利。1998年の初対戦以来、16試合目にしてようやくレアル・マドリーからクラブ史上初勝利を収めたのです。

この歴史的な試合でビジャレアルの決勝点を挙げたのが、19歳のマルコス。そして、彼にアシストしたのが、20歳のマティーアス・フェルナンデス、通称マティでした。

マティがスルーパスをペナルティーエリア内に出し、左サイドMFのマルコスが、ゴールネットを揺らしたのです。

マティはその他の時間帯はそれほど目立ったプレーは見せていなかったものの、潜在能力は確か。華麗なテクニックを駆使して、冬の新加入選手ながら既にトップ下のポジションを確保しています。

一方、ビジャレアルの下部組織出身であるマルコスは、故障者が続出したことから出場機会が巡ってきました。この日は豊富な運動量と卓越したスピードで、レアル・マドリー守備陣を翻ろう。足元の技術が確かで簡単にボールを奪われないだけでなく、ひたすら動き回って貪欲に最終ラインの裏を狙い続ける姿勢にも好印象を受けました。

正直言って、この試合は中盤で互いにつぶし合う場面が多く、面白い内容ではありませんでした。しかし、視点を変えて、前述した2人の若手に注目すると、「どんなプレーを見せてくれるのか」と期待を抱きつつ観戦出来ました。

ビジャレアルでは、若手2人が新たな歴史を刻みました。レアル・マドリーに加入した期待の新鋭ガーゴやイグアインなど、その他のクラブも期待の若手をそろえています。未来を担う若手選手に注目して見るのも、後半戦の楽しみ方の一つかもしれませんね。

(千葉/ワールドサッカーキング編集部)