2/13(火) 04:24
スターの片鱗を見せたパオネッサ
今シーズン初めてユーヴェ戦がライブで放送されました。ユーヴェの対戦相手はセリエB16位のヴィチェンツァ。はじめはユーヴェのゴールラッシュと我が『CALCIO2002』編集長である岩本の実況を期待しつつ観戦していました。
しかし、ユーヴェが2点リードで迎えた64分、かつてロベルト・バッジョが身につけていたヴィチェンツァの背番号「10」がピッチに立ってからは、その後30分あまり彼のプレーに釘付けでした。
その名はガブリエレ・パオネッサ。パオネッサは現在19歳でU-21イタリア代表に選ばれており、将来を嘱望されている選手。
この情報しか知らないまま彼のプレーをひたすら追っていました。
パオネッサは38歳の大ベテランFWシヴォクに代わり、2トップの一角として出場。
投入されるやいなや小気味良いキレのあるドリブルを披露し、危険な香りを漂わせていました。
投入から10分後には自らCKを蹴り、そのこぼれ球から追撃の1点が生まれました。早速ゴールに絡むと78分、左サイドからのクロスの折り返しにただ一人反応していたパオネッサは、ヘディングで同点ゴールを叩き出したのです。
首位ユヴェントス相手に2点差を追いついたヴィチェンツァは大したものですが、その同点劇の立役者となったのは間違いなくパオネッサです。
近い将来、セリエAで、またアッズーリで彼のプレーが見られるはず、と期待に胸が膨らんでいる今日この頃です。
(野上/CALCIO2002編集部)