編集部ブログ

2/22(木) 03:18
CL、イタリア勢はドロー発進
20日、21日とチャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦の第1戦がついに始まりました。
20日に行われたミランvsセルティックの注目カードはスコアレスドロー。複雑な心境で見守った一戦でしたが、ともに当たり障りのない結果に終わり、ひとまず良しといったところでしょうか。

そして、21日に登場したのが、優勝候補に挙げられるインテルとダークホースのローマです。

まず、ホームにバレンシアを迎えたインテルは、序盤の相手GKのミスを境にゲームを支配。29分にはセットプレーの一連の流れからカンビアッソが得点し、圧勝ムードが漂っていたんですが・・・・・・。

後半立ち上がりもインテルペースは変わらなかったんですが、26分に与えた1本のFKにやられてしまいました。
ビージャが蹴ったボールの軌道は、壁の外側を巻くほどの鋭いカーブを描いてゴールに吸い込まれた見事な一発でした。

その10分後にはマイコンのゴールで勝ち越しに成功するも、終了4分前にCKのこぼれ球をシルバに決められ土壇場で同点。
結局、インテルはバレンシアにアウェーゴール2点を許し、第1戦を2-2と手痛いドローで終えました。

また、ローマはホームで優勝候補の筆頭との呼び声高いリヨンとスコアレスドロー。
両チームともに速攻、遅攻を織り交ぜたサッカーを展開しましたが、ゴール前での迫力はリヨンの方が上。
ローマも良い形を作るものの、ラストパスの精度や最後の決め手に欠いている印象を受けました。

さらに、この試合でローマは8枚ものイエローカードを提示された点も気がかり。勝ち進んだ場合には累積警告も重要なポイントになってきますし。
ただし、相手を無失点に抑えたことは、第2戦に大いなる期待を持たせてくれました! その立役者となったのがGKドーニ。ジュニーニョのFKにも臆することなく冷静に対処し、終始安定したパフォーマンスで奮闘しました。

決勝ラウンド1回戦の第2戦はインテルとローマが6日、ミランが7日に戦います。結果がどうであれ、プレーヤーはもちろん、ファンにとっても悔いの残らない戦いを期待しています!!
(野上/CALCIO2002編集部)