ひとつの勝利ですべてが変わる。注目が大きければ大きいほどそうなる傾向は強い。ビッグマッチの結果ひとつですべての風向きが変わる。特にクラシコともなればなおさらだ。
スペインリーグ第34節に行われたクラシコ。バルセロナのホームで行われた伝統の一戦は、ご存知のようにレアル・マドリーが勝利した。
首位のレアル・マドリーは、優勝争いのライバルである2位バルセロナに勝利して勝ち点差を7に広げ、次節にレアル・マドリーが勝利し、バルセロナが負ければ、レアル・マドリーのリーグ優勝が決まる。試合後の会見でジョゼップ・グアルディオラ監督はレアル・マドリーの優勝を祝福しており、リーグタイトルは十中八九、それこそ奇跡でも起きないかぎり、白い巨人が手にすることになるだろう。彼らにとっては、2007?2008シーズン以来となる久々のリーグ王者だ。
レア......
【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める