ドイツ勢同士となったチャンピオンズリーグ決勝はバイエルンが勝利し、12年ぶりの欧州王座に輝いた。
しかし、バイエルンの野望はまだ終わらない。6月1日にベルリンはオリンピア・シュタディオンで開催されるドイツカップ決勝を制すれば、クラブ史のみならずブンデスリーガの歴史上初めてとなる「三冠」を手にするからだ。
2009年のバルセロナ、2010年のインテルなど、近年増加傾向にある三冠達成だが、過去の歴史でこの偉業を成し遂げたクラブはわずかに6つしかない。そこに割って入るチャンスがこのドイツ一のビッグクラブには残っており、「Deutscher Meister(※ドイツ王者)」を自認する彼らにとっては、是が非でも欲しい名誉だろう。
そんな「クラブ史上最強」のバイエルンと決勝で激突するのは、日本代表の岡崎慎司と酒井高徳を擁するシュトゥットガルトだ。