最後に笑ったのはレアル・ソシエダだった。レアル・ソシエダはバレンシアとUEFAチャンピオンズリーグ出場権の4位の座を争っていた。37節終了時点ではバレンシアがレアル・ソシエダに2ポイント差をつけて4位。しかし最終節にバレンシアはセビージャに敗れ、レアル・ソシエダがデポルティーボ・ラ・コルーニャに勝利したことで順位は逆転。レアル・ソシエダが10年ぶりに欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。一方、バレンシアは4季連続で出場していた欧州最高の舞台の出場権を逃してしまった。
2008年から昨季までバレンシアで指揮をし、現在セビージャを率いるウナイ・エメリ。ビジャ、シルバ、マタら毎シーズン主力を放出されても、チャンピオンズリーグの出場権を維持してきた指揮官は現在セビージャを率いている。昨季、クラブとサポーターはそんな彼が指揮するチームのパフォーマンスに不満を示し、シーズン後に解任となった。そのエメリが率いるセビージャに最終節に敗れて、チャンピオン......
【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める