2011年1月に17歳でブンデスリーガデビューを飾ったシャルケのMFユリアン・ドラクスラー。移籍情報を取り扱うドイツのサイト『transfermarkt.de』によれば、彼の市場価値は現在1700万ユーロ(約22億1000万円)だという。
しかし、2013年5月にシャルケとの契約を2018年まで延長し、その際に同クラブは「移籍金は4550万ユーロ(約59億1500万円)以上」という条件も設定。これまでブンデスリーガ最高額の移籍金は昨シーズン、バイエルンに加入したMFハビ・マルティネスの4000万ユーロ(約52億円)だが、それを大きく上回る金額だ。
これにより、ドラクスラーの移籍は決して容易なものではなくなったわけだが、シャルケを出る際にはクラブへ多額のお金を残そうとする、彼なりの感謝の意と受け止めていいだろう。
しかし、ここ数日の間、彼を巡りドイ......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。