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バイエルンを襲った「2枚のTシャツと1つの帽子」の悲劇
バイエルン所属の選手達による無神経な行為が、新たな火種を生みだしてしまった。今夏、ドルトムントからバイエルンに3700万ユーロ(約48億1000万円)で移籍を果たした「ドイツの至宝」ことマリオ・ゲッツェ。先週火曜日に入団会見を開いた彼だが、その際に着ていた服が騒動の発端となってしまった。



会見に臨んだゲッツェが着用していたのは、ナイキ社のロゴがでかでかと書かれたTシャツ。同クラブの公式サプライヤーはアディダス社であるのにもかかわらずだ。



しかし「場違いな服を身につけた悪人」はゲッツェだけではない。今夏マインツから加入したヤン・キルヒホフも入団会見の場でナイキ社のTシャツを着用。「僕が持っている中でベストなシャツがたまたまナイキだった」と釈明しているキルヒホフだが、公式スポンサーであるだけでなく、バイエルン・ミュンヘン全株式のうち9.1%を保有するアディダス社の心証を害したのは想像に難くない。<......



【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。

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