ブンデスリーガ全チームがキャンプインして既に数週間が経とうとしている。コンフェデレーションズカップに参加した日本代表勢も休暇を終え、ドイツに舞い戻り練習へ合流し始めた。2013−14シーズンの開幕が待ち遠しい限りだ。
2000年にドイツサッカー連盟が行った育成年代及び指導者育成の改革以降、この国では将来有望な若手選手が続々と誕生するようになった。それが06年、2010年と、W杯2大会連続3位という好成績につながり、ついに昨シーズンはドイツ勢同士のチャンピオンズリーグ決勝という歴史的快挙も成し遂げた。
しかし、ブンデスリーガを盛り上げるのは、なにも若きタレント達だけではない。ドイツサッカーが低迷していた2000年代初頭、いわゆる「苦難の時期」を知るベテラン達の活躍も、その見どころの1つである。
今回はそんな今シーズン注目のオールドプレーヤーを紹介し......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。